放送事業

日本での放送事業は、ラジオ事業の経営は民法にもとづく非営利の公益を目的とする社団法人によるべきものであるという逓信省が公布され、大正13年から14年春にかけて、社団法人東京放送局、名古屋放送局、大阪放送局の三法人が申請し、設立されたときに始まります。東京放送局は、大正14年3月1日、芝浦の仮放送所から試験放送を開始し、同22日正式放送を始めました。この日を放送記念日としています。のち放送事業の全国的な単一組織として合体し、大正15年8月、社団法人日本放送協会、戦後の略称NHKが成立しました。昭和25年6月に制定されえ現行の電波三法は、NHKの独占的な放送事業経営に終止符を打ちました。この新法制のもとに、全国に民間ラジオ局が誕生し、また、日本放送協会は放送法に基づく特殊法人日本放送協会に改組されました。以後、ラジオ事業はNHK私営民放の二本立てのかたちで経営されてきました。さらに28年以後のテレビジョン事業についても同様に、NHKの公共放送と民間放送が併立して現在にいたっています。

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