中間周波数
スーパー受信機では受信した放送周波数と一定の差を持った周波数の電波を、受信機の中で発信するようになっています。この二つを組合わせて作った周波数を取り出して、これを増幅、つまり音声を大きくしたり、検波つまり電波にのってくる音声を澄ませることによって、選択性を上げ、かつ安定した増幅ができるのです。この周波数を指して中間周波数と言います。
バンドとは2つの周波数の間に挟まれた連続した周波数の範囲を言います。通例、ラジオ受信機における2バンドとは、中波用の530キロサイクルから1600キロサイクルのものと、短波用の3800キロサイクルから1200キロサイクルのものを言い、3バンドとは、これに、さらにより波長の短い短波用のものが加わったものになります。

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